『カメラを止めるな!』 by 上田慎一郎
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読んだ/観た日:2020/04/23
☆映画総合:4.4
ストーリー:4.5
キャラ:3.7
映像:3.9
音楽:3.2
独創性:4.8
世界観:3.5
深さ:3.4
爽快さ:4.3
おしゃれさ:3.5
他の人におすすめ:4.5
あらすじ/概要
とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。本物を求める監督は中々OKを出さずテイクは42テイクに達する。そんな中、撮影隊に 本物のゾンビが襲いかかる!大喜びで撮影を続ける監督、次々とゾンビ化していく撮影隊の面々。 ”37分ワンシーン・ワンカットで描くノンストップ・ゾンビサバイブムービー!”……を撮ったヤツらの話。(C)ENBUゼミナール
感想/考察
演技はやばいな笑はるみやばくねえか笑→あとから見ると逆に絶妙な演技だわ。久しぶりで周りの見えない女優の演技。
なんでそんな急にびびりだすのだろう笑本物受け入れるの早いなw→30分ドラマだと自然
これワンカットはすごいなー
え、やばーめっちゃ好きかも。すご。これは話題になるのわかるわ。全部綺麗に回収していったなー。これはアイデアの勝利だわ。なんか結構感動したかもしれない。
本編の最後もコレ自体が映画ですよーっていうようなテレビ画面的な引きで終わって、そこからワンカットを取ってる時のスタッフを取ってる映像で終わってくってのもいい!なんかすごい不思議な感覚になった。なんというか、そのメタのメタみたいな不思議さもあるし、撮影の裏側を見てるドキドキもあるし、なんかこうスタッフ含めて感謝!みたいな温かい雰囲気も感じたし、とにかくいい。
キャストがもうちょいなんとかなったのかもしれないけど、いや逆にこのメンツだったから撮れたのかもしれないとも思うし、なんかこうやっぱり演技的にどうかなってとこはあったとしても、それも含めてなんか壊したくない世界っていう感じがする。
あのワンカットの主役の女の子の変化みたいのが見えるともっと良かったかもしれないけど、それを入れる余白はちょっとなかったかな…なんか全体のバランスが崩れる気がするし、疾走感も失う気がする。ここに個性のあるちゃんとした俳優/女優をいれてしまったらまた違う気がする。それぞれが個性があまりないからこそ、スタッフにフォーカスをあてるっていう構図がすんなり入ってくる。スタッフにスタッフ感があるというのか。ちゃんとした俳優に俳優やらせたらスタッフが霞むし、スタッフにも俳優あてだすとスタッフじゃなくなるし、スタッフという実際を残したままこの映画をとるためにはこのメンツしかなかったのかもしれない。
なんていうか細部に渡って好きに作りましたというか、そういう良い現場だったんじゃないかなっていう空気感がなんとなく伝わってくる気がする。
最初にワンカットもってきて、そこからっていう流れもなんか美しいなあ…とにかくこの映画好き!